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慢性腎臓病と心血管病

腎臓は血管から構築されており、慢性腎臓病(Chronic Kidney Disease: CKD)になると血管病および心臓病を合併しやすいことが明らかになりました。2005年に冠動脈疾患、心筋症、心臓弁膜疾患、心不全、不整脈、脳血管障害、末梢血管障害のいずれかもしくは複合的なものを心血管病(Cardiovascular Disease: CVD)と総称する疾患概念が提唱され、急速に国際的な概念となりました。

CKD患者さんが、末期腎臓病まで進行し、腎代替治療(血液透析、腹膜透析、腎移植)を受けるよりも、CVDに罹患し、不幸な場合には死亡してしまう患者さんのほうが多く、CKDはCVDの危険因子であることも証明されています。また、日本の透析医療は、患者さんの生存率が高く、国際的にも最高水準ですが、CVDが透析患者さんの死亡原因の第1位になっています。よって、CKD患者さんを診療した場合には、CVDの早期発見と早期治療を行うことが重要です。

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